この前好きなVtuberの動画を見ていたら、「メタバース」って言葉を使ってたんだけど、仮想空間ってことならオンラインゲームとおんなじなんじゃないの?
何が違うの?
どちらもインターネットを介して行われるコミュニティなのですが、厳密にいうと違います。
イメージでいうと、メタバースはオンラインゲームのひとつ手前から始まるコミュニティです。
2021年の仮想通貨バブルあたりから言葉を見聞きするようになった「メタバース」。
話題性は高いものの「昔からあるオンラインゲームである」と2ちゃんねる創始者ひろゆき氏も言及しているが、実際はどうなのでしょうか。
今回は仮想空間「メタバース」についてのお話です。
そもそもメタバースとは
メタバースとは、インターネットに存在する仮想空間です。
自分の分身となる「アバター」を作成し、同じ仮想空間内にいる相手と交流することができます。
…というのはなんとなく想像できると思います。
この点で問題なのは「既存のオンラインゲームとの区別」かと思われます。
コレは実際にやってみるとなんとなくわかるのですが、言葉で説明するととても難しいです。
それでもなんとかわかりやすくお伝えすると「いろんなオンラインゲームにアクセスできる仮想空間」ということです。
オンラインゲームと何が違うの?
例えばオンラインゲームで例を挙げると、「マインクラフト」「FF14」「DQX」などが挙げられます。
他にも「モンスターハンター」「スプラトゥーン」「デッドバイデイライト」なんかもオンラインゲームです。
これらのオンラインゲームは、そのゲームの中で完結している世界となっており、他のゲームとの干渉がありません。
言い換えると、モンハンは狩猟するゲームで、FF14はMMORPGです。
FF14の世界に今モンハンをやっている人を呼び出すには、一度モンハンをやめなくてはなりません。
ですがメタバースだと、お互いの世界が地続きのようになっているので、ちょっと立ち寄って戻る、ということもできます。
これがオンラインゲームとメタバースの違いです。
メタバースってどんなとこ?
メタバースには一般的に「ホーム」「ロビー」「ワールド」の3つのステージがあります。
「ホーム」はいわば自宅のようなもので、アバターをカスタマイズしたり細かい個人設定をしたりできます。
ブラウザで言うところの「マイページ」に近い役割ですが、この空間のレイアウトもでき、個人的に友達を呼んだりもできます。
「ロビー」はブラウザで言うところの「トップページ」で、大きなラウンジにオススメのワールドへの入り口やそのワールドの紹介などが並んでいます。
もちろんロビー内で寛いで、その場にいる他の参加者と交流することもできます。
「ワールド」はメタバース内で最も大きい部分で、企業や個人が作った仮想空間に行くことができます。
ワールドの形は様々で、お化け屋敷風のホラーワールドやアスレチック、アバターの服を買えるショッピングモールなどがあります。
ひとりでも友達とでも、いろんなワールドで遊んだらロビーで雑談するもよし、別のワールドに飛ぶもよし、自由に遊ぶことができます。
気に入ったワールドがなければ、あなたの想像の限りにワールドを作ることができます。
作ったワールドを公開すれば、多くの人が遊びに来てくれるかもしれません。
そんな自由度の高い仮想空間が「メタバース」です。
主なメタバース
主なメタバースと呼ばれるアプリは、パソコンからなら「VRchat」や「cluster」などがあります。
「cluster」に至っては、スマホからでも参加できるアプリがあります。
「VRchat」は参加人口もワールド数もかなり多いので、みんなで遊びに行きやすいです。
また、最近ではZ世代向けメタバースとして「ZEPET」というものも韓国などでは人気です。
一応日本語化されてはいますが、中身は韓国系のアカウントや投稿が多いです。
こういったように、少しづつ新しいメタバース空間が作られています。
メタバースの欠点
そんなメタバースを実際に体験してみての思う欠点ですが、現段階で超大作がないことです。
これは感動がない、と言うわけではありません。
感動体験などの「質」ではなく「量」…ゲームとしてのボリュームがワールドひとつに少ないと言うことです。
まだ発展途上の世界なので仕方のないことですが、容量の関係で一つのワールドにモンハンのクエスト1個分のボリュームしかありません。
そもそもワールドのコンセプトが「みんなで集まってミニサイズのゲームをオードブルのように楽しむ」ものなので趣旨違いなのかもしれませんが。
もしかしたらゆくゆくは入場料を取るような大きなワールドやストーリー仕立てのワールドが出てくるかもしれません。
どっかで見たことあるぞ
もうひとつ懸念点といえば、ひろゆき氏も言及したとおり「昔からシステムはあった」と言うことです。
いわゆる「遠くの地の相手とその場で交流ができるゲーム」というのは昔からあります。
しかし、「オンラインゲームとは別物である」と定義しても、アイデアは昔から思いつきそうなものではあります。
自分もメタバースを体験した時、「これってプレイステーションホームでは?」と感じました。
もしかしたらソニーが時代を早く行きすぎたのか、はたまたPSホームに可能性を見た人たちによる再復興なのか。
近い将来、メタバースが第二の地球になり得るかもしれませんし、大手ゲーム企業が参入して、ビッグタイトルをメタバース内で作られるかもしれません。
今後のメタバースの発展に注目です。
ということで、今回はここまで。
最後まで閲覧ありがとうございました。
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